カテゴリ
以前の記事
2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 フォロー中のブログ
のあのあ⇔もろもろ うちの食卓 Non so... 食卓から愛をこめて da makinco Happy Days♪ yamaetsu.com Akari 1stop_Happy.com Ieri_Oggi_Do... my rubbish つれづれ日記 de まゆみ itiaku_no_tuti 子育てと旦那育てに奮闘!... MASUのお江戸でええと... Movies Terminal Cafe diary 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ちょっと話題になっていた現役大学生(96bb058rの後輩だね)の作家島本理生の作品を読みました。
いわゆる純愛小説みたいのを読んだのは久しぶり。 2001年に第44回群像新人文学賞優秀作に選ばれた「シルエット」と長編小説の「ナラタージュ」。 すごく繊細な描写で(たまにちょっと無理してまわりくどい言い方してないか?と思うこともあるけど)、微妙な年頃の不安定な気持ちが伝わってくるな~と思いました。 ナラタージュのほうは、けっこうひきこまれた。ありがちな話のようで、でもその展開の起伏は楽しめました。 そもそも普通に大学生で単行本まで出してるってことが、スゴイです。どうしてこんなにボキャブラリー持ってるんだろう…軽くショックを受けました。 私がぐっときたフレーズは、主人公の女の子とその友達がお葬式が終わったあとの場面で 「私と志緒は軽く埃をはらってから路上のガードレールに腰掛けた。黒いスーツのスカートが少し持ち上がってお互いの膝が見えた。」ってところ。 なんだろう、まだお葬式っていう衝撃的な展開に私はあうあうしてたのに、そんな言い回ししちゃうんだ、っていうその冷静さ?なんとなく、こっから本音トークで話しが始まるぞっていう伏線にも感じたし。 “ナラタージュ”はよく映画で、回想シーンで登場人物の声に合わせて物語が展開していく技法。著者は「ずっと心に残る恋なら、過去ですら終わったことではないのだと感じてもらえたらうれしいです。」と言っていました。ずっと心に残る恋っていいですよね。
by natsuko_cat
| 2005-07-26 19:38
| 趣味
|
ファン申請 |
||